photo by NOION

2010年3月22日

ばあちゃんが亡くなって

ばあちゃんが亡くなって、ほんのちょっとだけ悲しくなくなったような気がしてきた。まだちょっとしたことで涙は出るけど。
保育園に行ってたとき、雨が降って野良着姿で迎えに来てくれたこと。誰も来てくれないと思ってたから心の底から嬉しかった。
中学高校のとき、毎朝うるさいくらいに気をつけてって言ってくれたこと。なんてうるさいと思ったけど、子供を持つようになってばあちゃんの気持ちがわかったよ。
家を出て学校に行って、遠くで働くようになって、それから結婚して、時々帰るようになって、会うたび年々ばあちゃんが小さくなるような気がした。もう次は会えないかもと思いながら、結婚して今年で20年。ばあちゃん、ながいきしたねぇ・・・でも、孫ってさ、やっぱりもっともっと長生きして欲しいって思うんだね。
わがままだと思うけど、しかたない。
肉親が亡くなることがこんなに悲しいものだなんて思いもしなかったよ。
でも、おかげで中々会えない人と会うことができたり、他人の心遣いとかいつもは見えないものが見えたりしたから。なんでばあちゃんがあんな死に方をしたのかを考えるのはやめることにしたよ。
ばあちゃん、ありがとう。何回言っても足りないけど、ありがとう。大好きだから。

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