========================================== <前略> 三日坊主は、実はやる気や根性の問題ではなく、 脳のしくみによる生理現象であるということ。 どれだけ自分の成長や進歩を望んでも、 脳の中にある原始的な本能の部分が、 何か変化が起こると見るや反射的にそれを避ける。 これが三日坊主のメカニズムであるということを、 お話ししました。 今回は、三日坊主のメカニズムを上手く回避して、 自分の望む成長や進歩を手に入れる方法、 つまりIllustratorを学習する上で、 三日坊主にならずに済む方法をお伝えします。 これはIllustratorに限らず、 どんな学習にも役立ちますし、 ダイエット、筋トレなどにも役立ちます。 ぜひ活用してください。 ========================================== 脳をだます ========================================== 「大脳辺縁系」は変化を避けようとする、 というお話をしました。 太古の昔、今よりずっと環境が厳しかった頃、 我々の祖先にとって環境の変化は、 そのまま身の危険を意味しました。 自分の命を守るために「変化=危険」と認識して、 あらゆる変化を回避する機能が脳には備わっており、 それは今も尚、我々の脳の中で機能し続けています。 そして、この機能は生命維持に関わるものですから、 とてもパワーが強い。 「変化を避ける」という本能と、 「変化(=成長)を求める」という理性。 本能と理性とでは力の強さが違います。 そして我々は、その成長や学びが、 どれ程自分にとって良い事だとわかっていても、 まんまと現状維持の為の行動をとってしまう。 いつも通りの元の自分に戻ろうとする。 これが三日坊主の原因である、 「恒常性(ホメオスタシス)」という性質です。 しかしやっぱり自分は変わっていきたい。 新しい知識や技術、習慣を身に付けていきたい。 何か良い方法はないんでしょうか? 実は、この「恒常性」という強敵ですが、 意外な弱点があります。 それは「変化がゆっくりだと、それに気づかない」 という事です。 何だかちょっとバカみたいな弱点ですが、 本当の話です。 痩せるのは難しいのに、太るのが簡単なのはなぜか? 痩せるのが難しいのは、それが変化だから、 「恒常性」がその変化に抵抗するからです。 しかし、よく考えると、 太るというのも変化じゃないのか? 太る、というのも変化のはずなのに、 それには抵抗してくれない「恒常性」。 なぜかというと「太る」という変化は、 少しずつ、ゆるやかに起こるもので、 「恒常性」はゆるやかな変化には気づかないからです。 ゆるやかな変化は見逃してしまう恒常性。 だから、いつの間にか太っている。 一方、痩せる時は、 なるべく短期間に痩せようとしてしまう。 そして失敗します。 だったらどうすればいいのか? ダイエットのコツは「少しずつ痩せること」。 もっというと 「必然的に痩せる生活習慣を作り上げていくこと」です。 それも、少しずつ。 とにかく確実に続けられることをやり続けること。 これが重要です。 30回の腕立て伏せを毎日やる。30回ができないなら、 1回だけの腕立て伏せを毎日やる。 たった1回の腕立て伏せですから、筋力強化にも、 カロリー消費にも直接役立つわけではありませんが、 腕立て伏せを「脳に慣らす」意味で非常に重要です。 1回の腕立て伏せでも毎日続けられないなら、 もっとハードルを下げる。 腕立て伏せを2日に1回。 それでも無理なら一週間に1回。 そして続けられて、習慣化できたら、 また少しずつハードルを上げていく。 Illustratorを学ぶ場合も同じです。 とにかく簡単な事をやる。 何か作るのが難しければ、文字を打つだけにする。 文字を打つのも難しければ、 ソフトを立ち上げるだけにする。 とにかくIllustratorを扱う事は特別なことでないと、 脳が慣れて受け入れるまで、簡単なことをやり続ける。 くだらなく感じるかもしれませんが、 効果は絶大です。 <後略>
2011年2月24日
三日坊主にならない方法
今日届いたメールの内容がよかったので転記。
【Illustrator習得】ダイエットでも活かせる「三日坊主にならない方法」mag2 0000155157
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